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『黄金の森(日光神領漁師隊)第11稿』

 「道元の月」の後、和平さんが書き下ろしていた黄金の森(第11稿)が手に入る。 「日光の猟師の物語、政一お前が出てくるぞ」と言われ続けていて、どんな役柄、場面で描かれているのかと思いきや驚いた。中に出てくる日光同心の君島姓は、私の旧姓なのだが旧舘岩村では岩下集落に多く、木地師、山師、炭焼き関係からか日光市、那須塩原市にも君島姓の苗字が多く見受けられ不思議ではないが、「猟師・政一」は時代背景なら正吉、正蔵、正次・・・だろうが、まさに「政一」なのだ。残念ながら今後歌舞伎座でこの演目が演じられることがなくとも、「黄金の森は」私の中で宝物として生きていく。
『第二回目の写真展』

 冷たい雨になった日曜日、宇都宮市南図書館の廣野館長、青山さんが、図書館で計画する二回目の写真パネルを取りに来られた。今回は「アジア編」パネル状態は大変いいのでいい写真展になるだろうと期待している。和平さんからの「パネル」の預かりは釧路湿原、アジア、与那国、〇〇〇の四点。与那国は最初からパネル状態が悪く数もないことから、 3点の写真展は可能だ。今回戸崎さんデータから黒古氏による立松和平「著書目録」により、黒古氏、南図書館、和平文庫での書籍のすり合わせができ、無い本、複数本の寄贈等々、今後互いに充実した収蔵が可能になることからも大きな一歩になった。第二回目の写真展においては、是非本、資料等々収蔵に対する寄贈を呼びかけてほしい。


『台本4冊』

 黒古さんの手元に4冊の台本が残されていた。劇場用映画「光の雨」、ドラマスペシャル「ドラムカン(仮)」、はみだし劇場上演台本「南部不義民伝」、はみだし劇場夏・芝居―幕末日光神領漁師隊外伝―「鬼の黄金伝説」、はみだし劇場の作・立松和平の2冊はガリ版印刷されたもので年代を感じる。何度も書くようなのだが300冊を超える「和平本」とは別に、和平資料として残さなければいけない貴重な台本だ。南図書館でも収集に力を入れて下さると言う。多くの人の手にある「物」が徐々にであるにしても「南図書館」に集めることが出来たなら「立松和平記念館」なるものも「夢」でなくなる。