『布団をかぶって寝ています。』
舘岩も日中は30度超えで暑いのは暑いですが、日の暮れると一緒に温度も急激に下がり布団は手放せませんと電話で言っても中々信じて頂けませんがほんとなんです。川に入れば唇は紫色、お盆を過ぎれば秋祭りなんですから、夏の暑さは一時です。こんなリゾート地へお客が来て下されないのは、誘客が下手なんでしょうね。何も持たないで来て頂いても木陰での一読できる本はお貸しできますし、夜は夜で我を忘れて爆睡できるのになぁ。
『知床毘沙門天祭』
毎年6月に案内を受けていた知床の祭りでしたが今年は届いていません。開催されたのか、されなかったのかわからないのですが、参加出来ない言い訳に、毎年お神酒をお送りしていたので残念です。和平さんが立ち上げた祭りごと、小さくなっても継続して頂いて居ればそれはそれでいいのですが。
『鉱毒悲歌』
第一回の上映会が大好評のうち終え、早速第二回の上映会の日程が決まったようだ。戸崎さんより秘蔵のDVDが送られてきた。早速本棚に陳列しておいたが、こちらでの上映会は何時がいいだろうか。新蕎麦の時期にはまだ播種したばかりだし、何かいい機会を見つけてお披露目しよう。こちらの秋祭りも近いことですから。
『川遊び』
小さいころ学校にプールなる物も無く、夏は川遊びに決まっていた。岩魚、ヤマメ、カジカなどガラス箱、水眼鏡を用いてヤスで突くのが当たり前で、ヤスも自転車のスポークや刃物は中古のヤスリでと道具も作るし、モチクサを潰しその汁でガラス面をこすればくもり止めになる方法も学ぶ。朝から握り飯をつくってもらい支流の川をのぼり、びく一杯になるまで、夕暮れまで本当によく遊んだ。今は漁協さんがヤスを禁止しているために釣りだけなのだが、川干しや、カンテラでの夜狩りなど伝統漁法は絶やしてならないと、息子には悪さを教え込む。釣り客に苦情を言われたら、「右も左の山も自分の土地だ、自分は伝統漁法の伝承者と言え。」と、なるほどとも思えないが、聞けば無理と思わないような言い訳も教え込んだ。捕った魚は火を起こし、腹を裂き焼いて食べる分以外は保存食とする。火を起こすのも、腹を裂くのもそこから学ぶ事柄こそ伝統文化継承に偽りはない。