『足尾、第19回春の植樹デー』
今回も参加は出来なかったが、足尾の方々や立松さんが撒いた種は、桜の植樹、どんぐりの森、神社の鎮守の森など、カタチや手段を換えながら、タンポポの種のように全国へ飛んでいる。山深く緑多い舘岩でも今更ながら、尾瀬国立公園田代・帝釈山に抱かれながら、色々な植樹イベントが開催され広葉樹の森への種まきがなされ始めている。気の遠くなる作業でも、始めなければ「芽」は出ない。今回の写真白黒で、足尾に係わる若々しい和平さんがいる。足尾への長い時間の営みが感じられる。
『新南図書館廣野館長』
先日宇都宮市南図書館で開催されていた、立松和平「釧路湿原」写真展が終了し、寺内前館長一行が次の開催場所である、南会津下郷町の旧落合分校を改築し、地域に根差した活動をしている「会津ジイゴ坂学舎」へ返却して下さった。南図書館ではどれだけの方が楽しんでいただけただろうか。ジイゴ坂でもどれだけの方に楽しんで頂けるだろうか。立松氏の写真パネルはまた本人に代わり「旅」をしている。今回お世話になった新しい南図書館の廣野館長は南会津町の田島出身と聞いてまた人の「縁」を感じる。南会津町は桜満開の今、稲作の種まき手伝いに実家に戻ったと、仕事場を訪れて下さった。やさしい眼光にこれから長いお付き合いが出来ることをうれしく思う。