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『イベントはやればいいのでは無い』

 息子の部活や仕事柄、土・日曜日の集落事業に中々参加出来ないでいるので、事業等への意見はなるべく控えているのだが、今年も夏休み期間中二回の「岩魚つかみ・川遊び」行事が予定されている。
 周知されたのは一週間前、前日に草刈・現場の整備を行うと言う。主催は集落なのだが、事務、予定を組んでいるのは役場、二言三言苦言を言いたくもなる。前沢集落への入込は今年度芳しくない。来年度は福島県の大型観光キャンペーン事業が実施され、今年は県内各地でサブイベントが目白押しなのだが、南会津町はどうも動きが見えない。旧村、集落単位でそこそこいい事業が展開されているのだが、その線香花火をつなぎ大きな花火に展開すべき動きがわからない。今回のイベントもチラシもなく、何のためにやるのか、誰を呼びたいのか、本当にどうする気でいるのだろうと気が気でない。 参加出来ない分、何かお手伝いとも考えるが、「途方にくれて」のイベント情報でご案内頂いているが、町は何処へ進もうとしているのか道筋が全然見えてこないのが残念だ。



『仕方ないかぁ』

 県は、ふくしまDCの開催に併せて、観光復興総合対策事業「温泉をいかした周遊観光魅力づくり事業」を公募型プロポーザルによる委託業者を選定すると言う。業務内容は周遊企画の立案、管理運営、広報等の一切に関する事。
予算額29,370,000円。他に企画の必須項目も色々あるのだけれど、県職員は業者に丸投げするのだ。少なくとも地元の事は地元の者がよく知っているのだから、市町村が得意としないその繋ぎやPRを任すのであればわかるのだけれど、県DC(大型観光キャンペーン)との違いはなんなのかもよくわからない。
  県の七つの地方振興局は今まで何もしていないわけでもないし、このような丸投げが続くのであれば、県職員の器量が疑われるのではないか。周遊と言っても高齢化、若者の車離れ、県内の二次交通の不便さなどなど、もっと地域の実情を受け止められる事業の展開を望むのは無理なのか。たとえば業者でなく市町村に対しこの事業を公募するのであれば、3千万の使う方法はその市町村の力量、企画力が試される絶好の機会にもなるのではないか。


『布団をかぶって寝ています。』

 舘岩も日中は30度超えで暑いのは暑いですが、日の暮れると一緒に温度も急激に下がり布団は手放せませんと電話で言っても中々信じて頂けませんがほんとなんです。川に入れば唇は紫色、お盆を過ぎれば秋祭りなんですから、夏の暑さは一時です。こんなリゾート地へお客が来て下されないのは、誘客が下手なんでしょうね。何も持たないで来て頂いても木陰での一読できる本はお貸しできますし、夜は夜で我を忘れて爆睡できるのになぁ。



『知床毘沙門天祭』

 毎年6月に案内を受けていた知床の祭りでしたが今年は届いていません。開催されたのか、されなかったのかわからないのですが、参加出来ない言い訳に、毎年お神酒をお送りしていたので残念です。和平さんが立ち上げた祭りごと、小さくなっても継続して頂いて居ればそれはそれでいいのですが。



『鉱毒悲歌』

第一回の上映会が大好評のうち終え、早速第二回の上映会の日程が決まったようだ。戸崎さんより秘蔵のDVDが送られてきた。早速本棚に陳列しておいたが、こちらでの上映会は何時がいいだろうか。新蕎麦の時期にはまだ播種したばかりだし、何かいい機会を見つけてお披露目しよう。こちらの秋祭りも近いことですから。



『川遊び』

小さいころ学校にプールなる物も無く、夏は川遊びに決まっていた。岩魚、ヤマメ、カジカなどガラス箱、水眼鏡を用いてヤスで突くのが当たり前で、ヤスも自転車のスポークや刃物は中古のヤスリでと道具も作るし、モチクサを潰しその汁でガラス面をこすればくもり止めになる方法も学ぶ。朝から握り飯をつくってもらい支流の川をのぼり、びく一杯になるまで、夕暮れまで本当によく遊んだ。今は漁協さんがヤスを禁止しているために釣りだけなのだが、川干しや、カンテラでの夜狩りなど伝統漁法は絶やしてならないと、息子には悪さを教え込む。釣り客に苦情を言われたら、「右も左の山も自分の土地だ、自分は伝統漁法の伝承者と言え。」と、なるほどとも思えないが、聞けば無理と思わないような言い訳も教え込んだ。捕った魚は火を起こし、腹を裂き焼いて食べる分以外は保存食とする。火を起こすのも、腹を裂くのもそこから学ぶ事柄こそ伝統文化継承に偽りはない。